インタビュー

呉孝順

取締役 社長

プレッシャーをビシバシ感じました。

──まず、呉社長の略歴をお伺いできますか?

16歳でガソリンスタンド、18歳でラーメン屋さんのアルバイトを経験し、20歳でプログラマーとしてソフトウェア会社に正社員として就職したのですが、自分にはプログラマーは向いていないと思い、2年で退職してしまいました。
そのため次は職種を変えてみようと、自動車やパソコン等のオークションサービスを担う会社へ転職し、実務担当として10年間勤めました。
さらに知見を広げたいと32歳からの10年間は、(株)ブランコ・ジャパンでデータ消去ソフトの営業、そして代表取締役として従事した次第です。
そののち縁あってイオシスへ取締役としてジョインし、この度取締役社長として就任する運びとなりました。

──社長ご就任に対する思いをお聞かせください。

イオシスは中本会長が一代で築かれた会社です。
その後を継がせていただくということで、お話をいただいた当初はプレッシャーをビシバシ感じました。
ただ、私は基本的にポジティブシンキングで、仕事をする上であまり悩むことがありません。
なので、今までの経験を生かしたやり方で、とにかくやるしかないとすぐに切り替えました。
というか切り替えるしかなかったですね。例え悩んだところで、そもそも中本会長の真似なんて誰にもできませんから。

社員インタビュー

──続いて、イオシスの展望をお聞かせください。

創業以降長年に渡り培われたイオシスカルチャーを今後も継続させたいです。
イオシスカルチャーを言葉で説明するのは難しいのですが、お店にご来店いただければその一端を感じていただけると思います。
強いて言えば、パーパスでも使われている「遊び心」という言葉がヒントになるかもしれません。
新しく始めたい事としては、お客様との接点を強化したいと思っています。
当社を贔屓にしていただいているお客様や常連のお客様は全国にいらっしゃいますが、その様なお客様へより良いサービスのご案内をできればと思いますし、まだイオシスを知らない方々には、まずイオシスを知っていただく機会を増やしていきたいと思っています。

──それにあたり、社長として心掛けたいことを教えてください。

各部署とのコミュニケーションを欠かさず、課題やニーズに対して耳を傾けるように努めることですね。
イオシスはアルバイトを含め社員に一体感があり、会社の目標を共有し達成するために一丸となっている会社だなと強く感じるからです。

──その一体感の要因は、何だと思いますか?

多くのスタッフが最初はアルバイトとして雇用され、その後に正社員になり、中には役員へ昇格するという雇用制度によるものだと思っています。
そして私の様な中途採用のスタッフに対しても温かく迎えてくれる環境が整っています。
そのためか役員同士も仲が良いですし、派生して部署間のコミュニケーションも活発です。
一言でお伝えするのであれば、スタッフ同士の仲が良いからという点に尽きますね。

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変化に適用していく必要がある。

──逆に、現時点における一番の課題は何でしょうか?

社会のルールや価値観が変化していく中で、我々もその変化に適用していく必要があるとも思っています。
どのようにしてイオシスカルチャーを維持しつつ、その変化に適用するのか、スタッフと共に挑戦していく必要があると思っています。
会社としての規模が大きくなってきたので余計に求められると思うんですよね。

──業務提携を結ばれた丸紅さんのお力添えもいただきながら、ということでしょうか?

そうですね。この場ではお伝えできる範囲のお話にはなりますが、管理機能は間違いなく強化されます。イオシスの店舗は、東京、大阪、名古屋、神戸、福岡、合わせて計11店舗、あと事務所が計3拠点あります。
それぞれスタッフが多数在籍しており、さらに部署も細分化されているため、組織図としてもけっこうな大きさの会社になっています。
それにも関わらず、この規模の会社の割にはできてないことが正直まだまだありますので、出資いただいた丸紅さんのお力をお借りして、社会一般的な会社並の体制にしていくところが優先されるかと思っています。

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──では、イオシスで働く立場として、感じることを教えてください。

イオシスは大阪で創業された会社ということもあり、関西の方が多いですよね。
そのためか、たとえ東京においても関西カルチャーが少しも薄まることなく、少し誇張した言い方ですが、面白いが正義というか一番に優先される事があると感じています。
でも面白いって、ベースは頭の回転の良さにあると思うんですよね。
頭の回転が良いってことは、業務への適用はもちろんのこと、コミュニケーション能力も必然的に備わっている。
だから人が集まってくる。その積み重ねで、ある程度能力の高いスタッフが集まってきた組織なのかなとも感じます。残念ながら、その面白さは私にはないんですけど。
あったらいいなと感じる才能ですよね。

──求職者へ、熱いメッセージをお願い致します。

当社にご入社いただく方には好奇心を持ち続け、常に自分自身の成長を考えてもらいたいと思っています。
ほとんどの方がまず、店舗やリファビッシュセンターのアルバイトスタッフとして入社されます。
入社後は、常識の範疇でイベントを企画できたり、権利と義務を履行する上で自由なことができるっていう元で、皆さんそれぞれ自身の能力を伸ばしていってもらっています。
そのように一定の経験を積んだ後は、他の部署への異動も含めて更に新しい仕事にもチャレンジしてもらえたらと思っています。
また当社で働くにあたって大事な点はいくつかありますが、1つ挙げるとしたら仲間とのコミュニケーションです。
仕事の大半は一人では完結させることができず、仲間の協力が必要になります。困ったことは遠慮せず、仲間に助けを求めて下さい。
また、逆の立場になったら仲間を助けてあげて下さい。
入社にあたって高いハードルがある会社ではないので、とりあえずおもろい人は来て下さい。

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